前回河合利章先生が小学生の頃大人顔負けの商売をして

現在の貨幣価値で90万円くらいの月収を稼いでいたとお話しました。

その河合少年は家が貧乏でしたので、お金に対する執着が

大きかったそうです。

ところが、ある冬の寒い日に納豆を売りに行くと

「河合君こんな寒い朝に良く来てくれたね、ありがとう」

「お父さんがこんな寒い朝は河合君は納豆売りに来てくれないだろう」

「そういっていたんだよ、来てくれてありがとうね、

風邪を引かないように気をつけてね」って言われました。

河合少年はこの時大きな感動を覚えたそうです。

納豆を売ってお客さんに感謝される。

このことが河合少年の胸に大きな変化を起こしたといわれていました。

お金お金とお金に執着してきた自分に「感謝」の気持ちが

芽生えたといわれていました。

以前の記事で「ありがとう」を300回言いなさいというのを

書きましたがこの言葉を言われたのがこの河合先生です。

「ありがとう」といって全てのものに感謝する

この気持ちが大切だと仰っていました。

私のような団塊世代はどちらかというと「男は黙って・・・・・・・」

こんな感じですから余りありがとうという言葉は積極的に

使っていませんでした。

でも、この話をお聞きして「ありがとう」って言葉に出して使おうかなと

思い始めた頃、まったく別の場所で「ありがとう」という言葉の

すごさ、力(パワー)を知る事になりました。