http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070516-00000061-mai-soci

東京都が5年ごとに実施する「福祉保健基礎調査」で、年収が500万円未満の世帯が昨年度、初めて5割を超え、81年度の調査開始以来、過去最多となったことが分かった。300万円未満の世帯も全体の3割近くで前回調査より約10ポイント増加していた。

この記事を見て「泣く子と地頭には勝てぬ」という日本人の考え、おとなしさに改めて感心してしまいました。

一部の企業で史上最高の利益を出したなどという報道がされていますが、実感として好況感が伝わってきていませんでした。

仕事仲間に聞いても景気の良いといった人は一人もいません。

給料を減らしたり、事務員さんに辞めてもらったりして何とか仕事を続けているといった状態です。

大手企業のサラリーマンは給料がストップする事は殆ど考えられませんが、中小零細企業では売り上げ減少、即、給料ストップになってしまいます。

それでも、文句言わずに働いている日本人は何て我慢強い人種なのでしょう。

60年代、70年代まではそれでもデモやストライキという形での意思表示がありましたが、昨今はその意思表示さえも取り上げられてなくなりました。

先日のメーデーの日に有楽町駅近くでデモを見ましたがただ黙々と歩いているだけでした。

シュプレキコールもアジ演説もありません、おとなしい集団でした。

雇用を取るか組合を取るかと言った選択をバブル破綻以降各企業の組合が飲まされ組合が形骸化してきてしまっています。

おとなしい日本人は自己主張の場をなくしてしまいました。

だから、いくら収入が減っても、突然のリストラにあってもただおとなしくしていく道しか残されていません。

産業も賃金の安い中国や東南アジアの国々へ取って代わられています。

地場産業というものがドンドンなくなってきています。

このままの日本でよいのでしょうか?

今日のニュースでこんな事を感じました。

皆さんの、いえ、あなたの周りでは景気良いですか?

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