先週はあきた菜の花ネットワークの活動を勉強に行ってきました。

ひょんなことから100%手作り菜種油の販売にかかわることになりそうな雲行きで、事前にその道の先駆者でいらっしゃる秋田で勉強をさせて頂きました。

お会いした方はある運送会社の会長さんで88歳の方でした。

運送会社の会長さんとお聞きしていましたのでゴツイ方を想像していましたが、物腰は低く初めて会った私にもとてもご親切に説明をしていただけました。

何より驚いたのは88歳のお歳にも関わらず全てご自分でマニュアル車を運転し暗くなった夜の道も眼鏡も掛けずに運転され案内していただくほどお元気な方でした。

そのご自分で運転されている車の燃料がBDF(バイオディーゼル燃料)で今はそのBDFと菜種油の生産が楽しくて仕方ないとの事でした。

作業放棄地などを地方自治体から借り受け、そこに菜種を撒き種を採取し混じり気のない100パーセント天然の菜種油を生産するというプロジェクトです。

このプロジェクトを教えて頂きに伺ったわけです。

1999年に東京都の石原都知事のディーゼル車東京乗り入れ禁止問題以降BDFを独学で学び、環境問題に興味を抱かれたそうです。

それ以降廃油を回収してBDFを作り、菜種を生産する用地探して菜の花を栽培、さらにはその種を搾油する装置などご自身や社員の方などと試行錯誤しながら手作り。

今のシステムを作り上げ、今ある7ヘクタールの用地の他にこれからさらに用地を14ヘクタール、30ヘクタールと広げていくその姿は本当に頭が下がるほどパワフルです。

ところがそのパワフルな姿は決して強引なパワフルさではなく、会長の優しさの下に多くの人々が慕って集まってくる人々のパワーの集まりといったパワーです。

このような一連の流れを見せて頂くと、そこに普通はどこかにひびが入ったりゆがみが出たりするものですがそれを全く感じさせない一つの完全な流れが出来ていました。

会長の人柄のなせる技ということでしょう。

このブログでは書ききれないほどいろいろの事を学ばせて頂きました。

大きな収穫の2日間でした。