しばらく続いた晴天も下り坂のようですね。曇ってきた東京です。
昨日、夫婦の考え方、やり方違って当たり前ですよね。と書きましたところとても温かいコメントを頂きました。
調子に乗ってもう一日だけ私の感じていることを書かせてください。
元々夫婦は赤の他人が一つ屋根の下で暮らして行く訳ですし、お互いの育った地方の生活環境や家庭環境によって培われたものはまったく違ったものかもしれません。
でも、一番大切なことは二人の持っている価値観ではないでしょうか。
正直に生きる、ありがとうという感謝の気持ちを持っている、ものを大切にする、友人を大切にする、金銭感覚を備えている、もっと有るかも知れませんがこのようなことに対する二人の価値観が同じであれば基本的にはうまく行くものだと思います。
就職したてのころ、清心女子大のお嬢様とお付き合いをしたことがありました、性格的にはとてもすばらしい女性でしたが生活レベルがまったく違っていた為話がかみ合わない事が度々ありました
いくら性格が良くても長い夫婦生活をしていく上ではこのようなちょっとした違いがだんだん大きく膨らんでいくものですね。
さて、色々な面でお互いが認め合い尊重していても長い結婚生活ですから喧嘩してしまう事は有りますよね。
私も大喧嘩した事が有ります、理由ははっきり覚えていませんが、子供中心の生活になって私に不満がたまってしまったのが原因だったように思います。
翌朝起きたら手紙が置いてありました。
手紙にはその時の女房の気持ちが正直に書かれていて、読んで泣けてしまいました。
それ以来殆ど喧嘩はしなくなりました。
なぜかというと
気に入らないことがあったりしても自分にこう言い聞かせるようにしたんです。
「お前は女房を好きになって結婚したんだろう」
「あいつの事好きだったよな、いいとこ有ったじゃないか」
「まず、お前を好きになってくれたじゃないか、そんな奴めったにいないぞ」
「今でもお前の事好きらしいぞ、愛しているらしいぞ、大事にしてやれよ」
「昔は可愛かったじゃないか、多少顔は変わったけどあいつの良いとこいっぱいあるぜ」
「何よりも愛してくれているって言う事、ありがたく思わなくちゃ」
大いに恥ずかしいのですが、こんな事を自問自答します。
そうするとたわいない事でいらだった自分を反省する気持ちの方が強くなってくるんですね。
むしろ短気を起こした自分が悪かったように思えてくるんです。
こんな思いにさせてくれた手紙は今も私のカバンの中に入れてあります。もうボロボロになっていますが。
とても恥ずかしい気持ちで今日も書いていますが、結婚をされている方は温かく帰りを迎えてくれる家庭が一番の薬だと思います。
お子さんのためにも夫婦仲良い所を見せるのが一番の教育だと思います。
独身の方には結婚生活の苦しさ大変な所もありますがそれ以上に結婚生活にはすばらしいものが有るという事を知っていただければ良いかなと思って書きました。
今日もお読みいただきありがとうございました
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